♪4/22(土) 1107の月例企画「巡る神社活動〜“氏神さま意識”を上げる神社散歩〜」 ウサギさんをお祀りする神社・滋賀篇『三尾神社』
♪4/22(土) 1107の月例企画「巡る神社活動〜“氏神さま意識”を上げる神社散歩〜」 ウサギさんをお祀りする神社・滋賀篇『三尾神社』
卯年にちなみ、1月神戸の『本住吉神社』、2月京都の『岡崎神社』と、
うさぎさんを追っかけまくっている1107「巡る神社活動」ww
けれども関西には、ウサギさんをお祀りする神社さん、まだまだあるんですよ~。
というわけで、今回は滋賀県にお出かけしてみたいと思います♪
伺うのは大津市にご鎮座される『三尾神社』さん。
三尾神社の名前の由来は、その昔、伊弉諾尊(いざなぎのみこと)がこの地の地主神になられた時、三つの腰帯を付けられており、その腰帯が尾を引くように見えたことから、三尾神社と名付けられたと言われています。
三つの腰帯のうち一つが本神とされ、それが卯の年、卯の月、卯の日、卯の刻、卯の方から出現されたことから、この三尾神社がウサギの神社となった所以だということです。
こちらも境内のあちらこちらにウサギさんの姿を拝見することができます。
ご本殿は室町時代に造られたもので、簡素な中にも雄大さを兼ね備えた美しい建築。国の重要文化財に指定されていて、一見の価値ありありです‼
隣接する『三井寺』にもお邪魔させて頂きます。
全国的にも超有名な三井寺さん。名前の由来は、天智天皇・天武天皇・持統天皇の三帝の誕生の際に産湯をつかった霊泉「御井」のお寺という意味で「三井寺」と言われています。三帝のご誕生から1500年近く経った現在も、この霊泉はポコポコと祠の中で湧き出ており、その音を聞くことができるそうですよ♪
三井寺には実に多くの文化財が残されています。その数なんと国宝10件・重要文化財42件‼見どころ満載過ぎます‼
新緑の美しい季節、みなさまと共に、神仏習合な一日にして参りたいと思います♪
ご参加心よりお待ちしております‼
【開催日時】2023年4月22日(土)午前11時
【集合場所】JR湖西線「大津京」駅改札口
【お申込み】https://ii07.net/mail/
※参加費は無料。三井寺の入山料600円は各自ご負担下さい。
空他に近辺のお社を巡る予定です。
空歩きやすい服装でご参加下さい。
※境内には沢山のお社があります。普段から“お賽銭貯金”と して、沢山小銭を用意しておきましょうw
〜 DATA_BASE 〜
■三尾神社
【HP】(滋賀県神社庁より)
【ご祭神】
◆主祭神
伊弉諾尊
◆配祀神
白尾神
黒尾神
【ご神徳】
縁結び
【由緒略記】
「寺門伝記」補録第五三尾明神祠に三尾明神について書かれている。三尾明神はその昔伊弉諾尊がこの地に降臨され、長等山の地主神となられた。この神は常に三つの腰帯をつけておられた。ある時その三つの腰帯が赤尾神・白尾神・黒尾神となられ、それぞれ三ヶ所で出現された。最初の出現は赤尾神で、上の三尾(琴尾山 山上の祠)と称されたが、出現の時は太古卯年の卯月卯日卯の刻というだけで何の時代の何年という事が不明である。第二の出現は白尾神で、場所は現在の三尾神社(筒井の祠)とされている。出現の時は文武天皇の大宝年間の夏というだけで何年という事が知られていない。第三の出現が黒尾神で鹿関の地でこの神のみが称徳天皇の神護景雲三年三月十四日の出現とされている。三神とも御本体は一つで伊弉諾尊となっている。之を上の三尾・中の三尾・下の三尾と称されていた。
社殿に関しては、貞観元年の春、園城寺の開祖である智証大師円珍が琴尾谷に復興した後、室町時代応永三十三年足利将軍が現存の本社を再興した物である。慶長四年には太閤秀吉が社殿の修理を加え、若干の朱印を下附せられた。本社が上の三尾(琴尾谷)より現在地に移ったのは明治九年の琴であり、明治十四年に郷社に加列された。明治二十二年には内務省より古社保存資金を下賜され、明治四十三年に県社に昇格している。
又「寺門伝記」補録に、三尾明神と長谷寺縁起との関連も記されている。その部分を引用すると、「近江国高島郡に神有り、三尾明神と号す。名神官社なり。その所を名付けて三尾が崎という。養老年間に道明、徳道の二僧あり。始めて長谷寺の観音像をつくる。その像材は近江国高島郡三尾が崎より流出す。漂ふて大津の浜に至る時、材木の上に三つの小蛇ありしが忽然とはい出て陸に上り西の山を望んでいる。これ即ち三尾明神なり」。とある。この故事により、毎年一月わらで蛇形をつくり悪疫退散を祈る蛇打ちの神事がある。また七月二十二日、二十三日に境内社日御前神社で朝瓜祭が斎行される。
■三井寺(天台寺門宗総本山園城寺)